脱皮と退化する女

あたしは今 恋をしている。
数年ぶりの。


話せなくて困っている。


なんで話せないか
RADWIMPSのインタビューなど読みながら考えていた


あたしは うすっぺらい。
言葉が。
嘘臭い。簡単だ。
日頃考えていることはあるけど
今思うとそれも一度消されてしまったせいもあるのか
昔にも増して テキトーな印象。
適当ではない方ね。

しかし 今ここにきて 彼には
本気で 本当に 恋をしてしまった。

だから そんなあたしの軽い言葉で向き合いたくないのだ。
彼が見せてくれたものに対して
いつもの 「すごい！」の一言で済ませたくない
だからといって きちんと言葉が瞬時に出てこない。
緊張していて。(中２か)


ならば これは
あたしがあたしと、また新たに向き合う機会なのかもしれない
一度なくした自己を 取り戻しつつある近頃。
そこから更に 前へ進むための機会なのかもしれない。


そう思ったら、

これは通過点なのだと知った。


やっと しっくりきた。
だから落ち着かなかったのだ。背伸びばかりしている。
これが一生とは思えないのだ。
いや 一生ではありたい、そんな人。



いつか お互いをさらけ出せたら
そんな日もくるんだろうか






なんて。
毎日 青臭い自分に吐き気を覚えながら
「女」を満喫している。余すところなく。

きっとあたしはまた こうして
脱皮と退化を 同時に繰り返していくんだろう。

向き合いたい。